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2006年11月08日
ヒヨッコ百姓日記~害虫の大発生と市場原理~
お久しぶりのヒヨッコ百姓です
私のいる農園では先日、 発霜&初氷を観測しました
ついに厳しい冬の到来ですかね
さてさて、今日は百姓のお仕事に密着した話題からスタートしたいと思います
今農園のハウスでは、スティックブロッコリーを栽培中です
スティックブロッコリーというのは茎ごと食べれる新野菜で、さっと湯がいてサラダにしたり、和え物なんかにするとおいしい野菜です
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でもそんなおいしいお野菜なんですが、とっても悩まされていることが……
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アブラナ科に属するこの作物。実は害虫被害が多いのです
特に今年とっても悩まされているコナガについて調べていると、生態以外にもいろんな発見がありました
調べた中でも印象的な辺りを書いてみます。
■コナガ(小菜蛾)
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画像引用先
【特徴】
・アブラナ科の植物を加害する世界的な大害虫として知られる。
・日本では、1960年代以降から重要な害虫となる。
≫原因:
・キャベツの栽培面積の増加や温室などの施設栽培作物での越冬量の増加。
・DDTを始めとする合成殺虫剤が普及によるコナガの天敵の減少。
→間もなく、コナガはDDTに耐性を持つ世界初の作物害虫となる。
(合成ピレスロイド、BT剤(微生物製剤)、IGR剤(昆虫生育制御剤)等にも相次いで抵抗性固体の確認。)
歩行性甲虫やクモ、寄生蜂などの天敵がいないため、コナガは世界中で無限に生産され続けるキャベツに安住し、食い尽くすようになる。
☆防除の困難な害虫!
【生態】
・卵から成虫までの発育所要日数も25℃で約16日間と短い
コナガという虫がなぜ世界的な大害虫なのか…。
そうなった理由は、
①コナガの生態的特長=短命
これによって、ある薬を使用したときこれに耐性のあるわずかなコナガが生き残る→次回の周期ではその耐性をもったコナガが増えていく。周期が短いがゆえに、増えるのも早い。抵抗性を獲得するのも早い!!
ここはよくに勘違いされやすい所かなと思います。
耐性のある虫が生き残る、そしてその耐性を持った虫が増えていく。決して「慣れていく」のではない
耐性を勝ち取るために死んでいっているということなのです
②人間側の要因
・“冬でもキャベツが欲しい”→ハウスで栽培→コナガも越冬できるようになる。
・“栽培を楽にしたい”→殺虫剤→逆に生態系を悪化
まさに市場原理って感じるのは私だけでしょうか。。。
投稿者 sika0228 : 2006年11月08日 22:07
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コメント
害虫の裏にも市場原理があるなんて!
コナガとしては適応していっただけなんですよね~。
農業って自然外圧ってイメージ強いけど、居間は実はそうじゃないのかも~って思いました!
投稿者 みつこ : 2006年11月11日 10:12
>みつこさん
コメントありがとうございます♪
そうなんです!コナガは適応していってるだけなんですよね。
適応していくために、種として存続するためだけに生きてる!“短命”ということですら適応手段の一つでしかないんやなぁって思いました。
投稿者 ヒヨッコ百姓 : 2006年11月11日 14:07
コナガからしてみたら、短命も種としての適応手段ってすっごく納得です!!
もし、人間が、「対コナガ殺虫剤」を開発しても、コナガとしてはまた外圧に適応しようとして進化することもあるわけで・・・
そう考えると、イタチごっこになっちゃうのも頷けますね
投稿者 かっし~ : 2006年11月12日 13:12
え~、当たり前の話ですが、一応書いておくとイタチごっこは自然界でも同じです。
大抵の植物は「毒」をもっていますが、これは食害する虫、動物への抵抗です。(正確に言うと、そういう変異をしたものが生存した)
投稿者 Sekizuka : 2006年11月13日 10:00
sekizukaさんの仰るように、全ての生物は、外圧に対する適応態として存在しています。
新たな外圧が加われば、それに対する適応機能を身につける、という形で生物は進化して来たのですね。
だけど農薬の問題は、害虫が進化すべく新たな外圧を、わざわざ人間自ら作り出してしまっている、ということなのだと思います。
その愚かな行為の背後に、市場原理の価値観が透けて見えているのです。
投稿者 こまつ : 2006年11月16日 02:16



