2008年06月21日
奥深い自然を読み取る喜びとしての農業
めまぐるしく変化する現代社会の中にあっては、様々な問題事象に遭遇しても、ついつい性急に結論を急ぐ余りに問題の本質に迫る『耐力』を喪失しているのではないかと思えます。
「農産物生産様式の概要(リンク )」で紹介されている『農法』を開拓・実践されている先人の方々には、等しくその力が備わっていると感服します。
彼らの説く農法を、うわべだけをなぞって評価するのも、逆にその効用を狙って中味の理解をすることなく真似るのも彼らの本意図するところではないように思えます。農業生産という課題を真正面から捉え、それを実現するために自然の摂理を読み解こうとしている彼らの活動の活力源は、『奥深い自然を読み取る喜び』にあるのではないか、と思えます。
そのような先人の思いに同化するには、相応の感性と看取するに必要な「熟成の期間(とき)」を要するのではないかと感ずる今日この頃です。この感覚は、あらゆる職場のあらゆる仕事場面・人材育成場面にも通ずるのではないでしょうか?
本文を読んでみようという取っ掛かりになれば、という思いで、そのひとつを以下に紹介してみたいと思います。
>よく見てみると、どのキャベツにもアブラムシがついているわけではない。着いているものとついていないものがある。同じキャベツなのにどうしてアブラムシがつくものとつかないものがあるのか。そのことを考えながらみていると、元気に育っているキャベツにはアブラムシがつかず、根元がしっかりしていないものや、芯が折れて脇芽が出ているようなキャベツにアブラムシがついていることが観察された。アブラムシは、キャベツだからといってどの個体にでもつくわけではないようである。私はこのことに気がついた。アブラムシは個体を選別しているのである。元気な個体を避け、元気のない個体に集まっているのである。【中略】
>私の母が田の土を肥料袋に入れて、そこにミニトマトを植えているのを見たのである。そして、それが実によく生長していたのである。私はこれにヒントを得て、田の土ではなく、雑木林の腐葉土と土を採取して、使い古した鹿沼土、赤玉土、有機配合肥料を混ぜて大きな植木鉢にいれ、ナスの苗を植えた。
【中略】
>このナスはものすごい勢いで生長し、実を着けた。驚いたことに虫が全く着かず、農薬を散布する必要が全然無かったのである。何が幸いしたのか、極めて明瞭である。雑木林の土と腐葉土である。雑木林の土は、表面に落ち葉が重なり、その下に腐葉土があって、さらに腐葉土が熟して黒い土になったものが混じっている。この土が実によく作物を生長させ、それによって虫を遠ざけているのであった。
【中略】
>虫害に関する私の認識の変化は、「無農薬栽培は可能である」という確信が生まれたことである。そして、この確信の内容はその後徐々に整理されてきたのであるが、一言で言えば、「元気な野菜には虫が着かない」ということである。
投稿者 ayabin : 23:46 | コメント (4) | トラックバック
2008年04月19日
土壌PHと作物①日本の土壌はみな酸性
こんにちは。土について考えるシリーズ、今回は土壌PHについて見ていきます。
土のPHと作物の成育には、どんな関係があるのでしょうか?
アジサイの花は土壌PHによって色が変わると言われています。どんな仕組みなのでしょうか?

投稿者 sbaba : 12:44 | コメント (2) | トラックバック
2008年01月02日
土とイオン吸着
こんにちは。あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、今回は、土によるイオン吸着の仕組みについて見ていきたいと思います。
土は作物にとっての養分保持や、汚染物質の浄化能力を持っていますが、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか?
はじめに、概要を押さえておくと、
①土は、その構造内にマイナスの荷電を持っています。(場合によりプラスになることもある)
②マイナス荷電により、プラスのイオン(窒素その他の養分)を吸着します。
③吸着されているプラスイオンは、条件により物質が置き換わります。(=イオン交換)
④作物の根は、それらプラスイオンが土から解離したものを吸収します。
それでは、各過程についてみてみましょう。

投稿者 sbaba : 21:50 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月14日
稲作と共同体の関係
稲作と共同体って、日本の田舎で育った私には一体のものという感覚があります。
では、なぜそのようになったのでしょうか
水田による稲作の特徴は潅漑です。
灌漑水田の場合、小規模の潅漑と言えど灌漑は単独作業の範疇を超え、複数の共同作業者がいるはずです。
川を堰きとめ、農地を貫く水路を掘削する。田植えの時期に合わせて取水し、取水した水は満遍なく関係者の水田に行き渡らさねばなりません。
干害に備えて溜池を掘削するのも共同作業です。自分の畑だけを耕しておればよい畑作と異なり、水田稲作は共同作業を前提としています。
このように、稲作は共同作業を必要とするため、なんらかの共同体が形成されているはずで、
それゆえ「稲作」と「共同体」は切っても切れない関係になったと言えそうです。
そこで、日本だけでなく、世界各地でどのような稲作が行なわれているのかについて調べてみたいと思います。
そこから何か見えてくるものはないかな
投稿者 shushu : 19:00 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月06日
「黒ボク土」って、何?(3)稲作の広がりを阻んだ”黒ボク土”

最後に、水田稲作の伝播と土質との関係から、興味深い考察がありましたので、抜粋、要約します。
日本の最も古い水田の遺跡は、九州北部の玄界灘沿岸の平野に集中していますが、これは、土の性質との関係が極めて深いのです。すなわち、九州北部のこの地域は、朝鮮半島から近いということもありますが、この地帯の土は火山灰の影響が少ない玄武岩や花崗岩の風化した土であり、水稲が作りやすい土なのです。 九州北部の、水田に適した土は、国東半島で途切れてしまいます。これより南は、火山灰の堆積が多くなって、「黒ボク土」という当時の水田稲作には適さない土となるのです。宇佐まで到着した水田稲作は、それより南下することを阻まれたため、海を渡って瀬戸内海へと展開していったのでしょう。花崗岩や水成岩からできたケイ酸質の土からなる瀬戸内海両岸の平野は、黒ボク土がなくて、初期水田の定着のための絶好の条件を備えていたということです。このため、瀬戸内海の平野部では次々と開田が進んで、稲作はすみやかに東進して、今の大阪府、奈良県付近まで短期間で到達したと推定されています。そして、畿内地方もまた黒ボク土はなく、ケイ酸質の土が広く分布していたため、水田稲作はこの地に定着して、大和朝廷が樹立するための基礎となったと考えられます。
また、さらに東進した水田稲作が、静岡付近でかなりの長期間にわたって停滞したことが知られていますが、静岡東部の平野から北には日本列島に横たわる大きな黒ボク土の壁があります。この壁に阻まれて、水田稲作の拡大はここで停止し、関東地方やそれ以北への伝播が遅れたと考えられます。
最近の調査では、北陸地方や東北の日本海側にも古い水田の遺跡がいくつか見つかっています。しかしこれは、九州北部から対馬海流にのって直接北へ伝播した水田稲作であろうと推定されています。そして、この地方もまた、稲作に適するケイ酸質の土からなる平野が広がっていたため、稲作はすみやかに定着しながら裏日本を北上していったものと思われます。
(土と人のきずな/新風舎刊より抜粋、要約)
by馬場
投稿者 sbaba : 20:11 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月05日
「黒ボク土」って、何?(2)黒ボク土の克服と、新たな課題
黒ボク土の弱点が、リン酸欠乏を引き起こすことにある事が分かりました。
では、この黒ボク土を、どうすれば良いのか?黒ボク地帯は、その後どうなったのか?
このような性質を持つ黒ボクを畑として利用するには、まずもって酸性を直してやらねばならないし、それ以上にリン酸を多量に施用して、土壌のリン酸固定力に打ち勝たねばならないことになる。(中略) 高度成長期になって、リン酸などの肥料が農産物価格に対して相対的に安くなった上、黒ボクの開墾に際して大量のリン酸を土壌改良資材として(肥料としてではない!)投入する為の補助金が出るようになって、事態は一変した。開墾当初に苦土石灰で酸性を中和した上、10a当たり1t以上ものリン酸肥料が施用されることによって、その後の施肥管理はうんと容易になった。こうして化学的な性質における大きい問題が解消されると、もともと黒ボクの持っていた安定かつ良好な透水性や保水性など、物理性の面での長所が生きてくることになる。現在長野県などの大規模な蔬菜栽培地帯の多くは黒ボク土地帯である。もはや黒ボクは問題土壌ではないというにとどまらず、見事にすぐれた畑土壌への変身を遂げたといえる。しかしそれは肥料などの資材を惜しみなく投入する資源多消費型の農業の中で始めて可能となったのである
(土とは何だろうか?/京都大学学術出版会刊より)

高度成長期以降、黒ボク地帯は農業地・主産地として定着した訳ですが、それは上記に見られるように、石灰とリン酸肥料の多投によって成立したものです。
しかし、日本にはリン酸肥料の原料がほとんどなく、全面的に外国からの輸入に頼っています。リン鉱石の生産は、現在、モロッコ、南アフリカ共和国、中国、アメリカ合衆国が80%以上の世界シェアを占めていますが、採掘量の限界が心配されています。
現在の日本の農業を支えてゆくためには、リン資源をどうするのか、という問題が、大きく見えてきました。
また、全く別のアプローチとして、黒ボク土壌に固着したリンを初めとする成分を、堆肥の機能(キレート作用)によって作物に利用出来るのではないか、とする説がありましたのでご紹介します。
十勝毎日新聞社「循環型農業を目指して」
リン資材の投入ではなく、土の持つ力を引き出せるならば、理にかなった事だと思います。
(つづく)
by 馬場
投稿者 sbaba : 20:08 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月04日
「黒ボク土」って、何?(1)黒ボク土の性質
土について考えるシリーズ(?)、今回は「黒ボク土(くろぼくど)」を採り上げます。
皆さんは黒ボク土って、ご存じでしょうか?この土は、色も濃く、良く肥えていそうな見た目に反して、なかなか作物が育たない土と言われていて、実際我々も収量確保に苦労しています。
そこで、この「黒ボク土」とはどんな土なのか、調べてみました。

投稿者 sbaba : 20:34 | コメント (0) | トラックバック
2007年10月24日
土の中の分解者:土壌生物の働き
昔から、作物づくりは先ず土づくりから、と言われてきました。一方では、水耕栽培や工場野菜など、土を使わない生産も登場してきています。
そこで、少し立ち戻って、土って何だろう?土と植物の関係は?良い土ってどんなもの?といったことを、考えてみたいと思います。
今回は、生態系の中での土、特に有機物分解の過程に着目してみます。

図は、自然界の物質循環を表しています。土中の養分を植物が吸収し、その植物を動物が食べ、さらに大きな動物が食べていきます。それら動植物の死骸を、土の中の生物たちが分解して、再び植物に吸収されることで、生態系として一つのサイクルが出来上がっています。(学校で習いましたね)
では、土の中での分解過程をさらに詳しく見てみましょう。
投稿者 sbaba : 20:16 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月18日
LED栽培って、どうなん?

>植物工場研究所より
私たちには、太陽の恵みに対する特別な思い入れがある。果実も野菜も土に抱かれ、太陽の光を浴びるからこそ、甘く、栄養たっぷりに育つのだという思い。だからこそ太陽の光を必要としない「地下農場」「野菜工場」と聞くと、ぎょっとしてしまう。人工光で、大丈夫なの?って思ってしまう。けれど、一般に流通している野菜の多くは人の手が加わり、ハウス栽培や水耕栽培、肥料や農薬も投入している。そうであれば、光を投入するのもやはり、そういった農法の一つではないかとも思える。
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投稿者 takuya : 20:57 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月02日
稲作と日本誕生の関係
陸稲(りくとう・おかぼ)をご存知でしょうか?
水田を作らず畑で栽培される稲のこと。
育成は比較的簡単だが、収穫量・味は落ちる。
あられ・煎餅の原料に用いられていましたが、
現在では大半が水稲米にとって代わられているらしい。
この陸稲、最初に日本に伝わって来た米は、どうもコイツらしい
(江南→西南諸島→南九州ルート)
日本における稲作の歴史は永きに渡って弥生時代に始まるとされてきた。しかし、近年になって縄文末期に属する南溝手遺跡の土器片中からプラント・オパールが発見されたことにより、約3500年前から陸稲(熱帯ジャポニカ)による稲作が行われていることが判明している。(ウィキペディアより)
一方、水稲はこれとは別のルートで伝わってきたと考えられています
(長江下流域→北九州ルート が有力視されている)
陸稲と水稲の最大の違いは、稲作をするにあたってある程度の集団を必要としたかどうか だと思います。
陸稲は育成が容易なため、少人数でも育成・収穫は可能と思われます。
しかし、水稲では、灌漑・治水が必要なため、集団を形成することが必然となります。
その集団は、やがて村となり国家となって行きます。
今から2000~3000年前に中国から九州の北部に伝来したお米は、時の経過とともに日本中に広まっていきました。(「蘭越のほしのゆめ」より)
様々な文化や稲作を中国大陸から学んで、稲作が普及するにつれて日本は、弥生文化を形成していったのです。
その頃、日本では初めての国家と言われる邪馬台国が誕生し、稲作の発展とともに、日本は国としての体裁が整いはじめました。
国の中心となったのは、言うまでもなくお米です。稲作のために集団が形成され、役割分担や階級が発生し、集団が発展して村となっていったのです。お米は、集団や村の勢力を反映する富の象徴でもあったのです。
時代が進み、江戸時代になると、大名のランクは、藩内で産出されるお米の量で計られていました。いわゆる石高制です。ちなみに一石は米の量に換算すると2.5俵です。例えば100万石だと実に250万俵ものお米を産出していたことになります。
豊臣秀吉の時代に制定されたこの石高制により、日本でのお米の重要度はより高まりました。単に食料としてだけではなく、貨幣と同じように価値を示す存在になったのも、お米中心の国、日本ならではのことと言えるでしょう。
日本と米は切っても切れない関係だということが、米の歴史を知ることでわかってきました
コータローでした
投稿者 shushu : 12:00 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月13日
先人に想いを馳せて食生活を見つめ直す
すべての生き物は、あらかじめ食べるものが その種類まできめ細かく決められているものです。
しかし、現代人には「自分の身体だ。何を食べてもいいじゃないか」という奢りが少なからずあるような気がします。で、そのしっぺ返しが現代病=生活習慣なのではないでしょうか。これだけ様々な病気にかかるのなんて人間くらいなものかと。
人間のように他の生き物からみたら頭でっかちで「好きな食べ物」「嫌いな食べ物」と、余計なことを考えてしまう存在であってもの、やはりこの法則は全く同じ。
ある決められた植物を草食動物が食べ、その草食動物を肉食動物が食べ、その肉食動物の糞を微生物が食べ、その微生物が肥えた土を作り、そしてまた植物が芽生え・・・という具合に、自然はうまく循環している。
その共生の中で、長い進化の積み重ねを経て、それぞれに合う身体、爪や歯、そして酵素などを獲得してきた、という事実があるのです。

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投稿者 pochi : 23:34 | コメント (1) | トラックバック
2007年06月23日
植物が緑色なのは、なんで?
農業を理解する上で、植物の生態について理解しておく事は大事なことです。
実は、植物について調べれば調べるほど、知らなかったことがたくさんあることに気付かされます。
どんどん新しい「なんで?」が出てきます。
そこで今回は、
「植物が緑色なのは、なんで?」
についてです。
考えて見れば、動物は多種多様な色をしているのに植物(の葉)はなぜ、どれもこれも緑色なんだろう
ごく最近、NASA(米国航空宇宙局)が、研究成果を発表しています
投稿者 shushu : 20:31 | コメント (0) | トラックバック
2007年05月03日
植物の自己防御機能
元気な野菜には虫がつかない!なんで?
これには、まるいちさんが詳しく展開されているように植物自身が持つ防御機能にカギがありそうです。そのひとつが「フィトンチッド」という物質!
樹木はフィトンチッドという揮発性の物質を放出しており、これが森林のすがすがしい香りを作り出しています。
フィトンチッドには、昆虫や動物に葉や幹を食べられないための摂食阻害作用、他の植物への成長阻害作用、昆虫や微生物を忌避、誘因したり、殺虫、殺菌を行ったりするさまざまな働きがあります。土に根さして生きる樹木は移動することができません。そのため外敵からの攻撃や刺激を受けても避難できませんから、フィトンチッドを作りだし発敢することで自らの身を護るわけです。
1930年頃旧ソ連のB.Pトーキン博士はこの植物の不思議な力を発見し、フィトン(植物が)チッド(殺す)と名づけました。
投稿者 tiwawa : 10:43 | コメント (0) | トラックバック
2007年05月02日
「地力」って何??
まるいちさんの【植物の危機管理】シリーズを読んで改めて、「栽培とは
」を考え直したヒヨッコ百姓です
確かにネットでも色々と農法の紹介がされていて、どれも「これが本来の農法なんだぁ~」みたいな紹介ですが、本質は「植物が健康であること」。これが全てにおいて優先するし、これが出発点
これを実現する為の手段が、各種の自然農法だったりするんですよね~
それに化学肥料も農薬だって出発点を同じく捉えるなら、今は“使い方”が問題なんであって、しっかり勉強して、使い方(量や適期)さえ間違わなければ、人間で言うところの風邪薬みたいなものですもんね。「農薬は悪
」みたいに決め付けること自体に何の意味もないって思いました
それに“生業”で行っている以上は、生産者だって生きていく為にきちんと収量を確保しなきゃいけない。その方法と「植物を健康にすること」はイコールで結ばれているってことだった
というわけで、「植物を健康にする」をヒヨッコなりに追求していきたいと思います
今回邪無乱さんの【元気な植物には虫が付かない…それってホント?その機構って何なの?】からはじまり、「地力」という言葉が結構出てきました。
普段何気に使っているこの言葉、でもふと思いました「地力って何??」
「“土”を作るって??」。。。んん~
意外と説明できないぞ
(そういえば以前友達に「土ってそこにあるものじゃないの?作るもんなん?」と言われたことが…
)
投稿者 sika0228 : 23:25 | コメント (0) | トラックバック
2007年03月25日
雑草を生かす農法 ”草生栽培”

こんにちは。
お彼岸も過ぎて田畑の仕事が忙しくなってきた馬場です。
これからの季節、春の作物たちがいっせいに成長を始めるわけですが、同じように成長を始めるのが、雑草たちです。
雑草は作物と栄養分や水、日照を奪い合い、病害虫の温床にもなるので、とにかく嫌われ者、私たちも草取りには大きな労力を要します。除草剤を使わずに雑草対策は何とか出来ないか・・・?と、考えていたところに、”草生栽培”なるものがあることを知りました。
草取りの労力を軽減するだけでなく、もっと積極的に雑草を生かす栽培方法です。
投稿者 sbaba : 20:50 | コメント (2) | トラックバック
2007年02月23日
自然現象と農業の関係

【種まき爺さんと婆さんの雪形】
今年の冬はホントに暖かかったですね。
農業をやっていると気候の変化にはかなり敏感になりますが、近年は全く予測できません。
もう少し、自然とうまく付き合っていくことができれば、農作物にも環境にも多大な損害を出さずにすむのになぁ~と思う、今日この頃です。
さてさて、
その答えは自然の摂理や先人の教えの中にあるでしょうか?
今回は、自然現象と農業の関係について時代を遡って追求してみようと思います。
投稿者 takuya : 01:18 | コメント (4) | トラックバック
2007年02月15日
「枯れ木に花を咲かせましょ~」はウソではなかった!灰のヒミツ
『はなさかじいさん』
日本昔話では定番中の定番、善良なおじいさんが
かわいがっていた犬の遺灰を枯れ木に振り撒くと花を咲かせたというお話です。
灰を撒いただけで、なんで花が咲くねんっ!と思っていましたが、
実はこれにはちゃんとした理由がありました
灰に含まれる主な成分は、カリウム、カルシウムで、他にも鉄や亜鉛などが微量含まれています。
(これらの成分は、いわゆるミネラルです!)
肥料の三要素としてよく言われるのが、窒素、リン酸、カリウム。
これらの主な作用は、次のようになっています。
窒 素 : 植物を大きく生長させる
リン酸 : 開花結実に関係する
カリウム : 根の発育と細胞内の浸透圧調整に関係する
カリウムを含む灰を撒く事ですぐに花が咲くわけではありませんが、
その前段としての根の生長を促進してくれるわけです。
農業従事者の方々には当たり前の知識なのかもしれませんが、
灰が肥料だったとは驚きでした。
そう言えば、焼畑農業ってのもありますもんね。
自然農法と合わせて、肥料というものについてもっと調べてみたいと思います。
コータローでした。
投稿者 shushu : 21:22 | コメント (2) | トラックバック
2007年02月14日
病虫害の根本原因は?~作物の病虫害との関係
しばたさん、正国さん、お互いに気付きがあったようですね。
このサイトの管理者の方は、毎日の農作業や作物を観察するというご自身の体験の中から、このような農法の確信を得たのですね。
本当に学ぶべきところがたくさんあるなあ、と痛感している小松です。
という訳で、「無肥料栽培(有機農法の、その先の世界へ・・・)」を読み進めると、またまた目からウロコ
の認識に遭遇しました。
引き続き引用します。
作物の病虫害との関係なるほど~!言われてみれば、確かにそうかも・・・。
現在の農業は、化学肥料農薬を用いた農法と、有機農法に共通して、病害虫の問題は避けては通る事の出来ない問題です。そして私たち人間も同じ事で、医学にとって病気の問題を解決することは予防医学と治療医学の両面で、いつまでも終わる事のない課題になっています。しかし、人間のもつ「自然治癒力と浄化作用」という視点に立ったとき、作物のあらゆる病虫害も、人間の病気と一致した現象であることに気付きます。作物を観察していくうちに、植物にとっての病虫害の根本原因は、植物自身にあるのではなく、植物が根から吸い上げたものに影響されているのではないかということに気づいたのが第一です。
投稿者 komayu : 18:30 | コメント (6) | トラックバック
2007年02月13日
「肥毒(ひどく)」=肥料の害、という考え方
我々は作物を栽培する時、「必要な栄養分として、どの肥料をどれだけ与えるのか」を基本的な考え方にしています。
しかし、小松さんが自然が教えてくれる事~無肥料栽培の原理や地力はおちないか?~無肥料栽培の原理(2)の投稿でも展開されている「無肥料栽培」という農法を調べていくと、
「肥毒(ひどく)」=肥料の害、という考え方が提起されています。
肥料が毒?、害?。
近代農法の行き詰まりを解く上で大きなヒントになりそうなので紹介します。
なぜ、無肥料栽培なのだろうか。実施農家の多くが「肥料は毒だ」「肥料で土が弱る」という。一般的に肥料の害として知られているのは、化学肥料の連用による弊害 である。土壌微生物(生物性)の激減や土壌物理性の悪化(単粒化)。有機肥料だとそのような弊害はないといわれているが、別な形で害を生むことがある。
有機物を未分解の状態で土に混入すると、それを分解するためにあらゆる微生物が旺盛に働く。このとき、分解程度が浅いほど、土壌病原菌に属するフザリウム・ピシウム・ネコブセンチュウなどの増殖を促し、発生する未熟ガスが作物の根を傷めてしまう。
ところで、土壌の状態の良否は、ベッド(ウネ)の土と、その上のマルチの内側につく水滴(マルチ水滴と呼ぶ)のpHの違いでわかる。通常の原野などでは、この両者間には差がない。しかし、施肥栽培を繰り返し、未熟な有機物の連用を繰り返しているようなところでは、ベッドの土よりもマルチ水滴のほうが酸性になっている。現在の日本のほとんどの耕作農地がこの状態にある。逆にいい土といわれる状態は、マルチ水滴の のほうが高くなる。無肥料栽培では、この状態の土になることが目標である。
また、「肥料は毒だ」といわれる最も代表的なことに、農産物中の硝酸塩(硝酸態チッソ)による人体への害がよく知られている。硝酸塩は人体に入ると、血液中のヘモグロビンと結合し、極度の酸欠状態と呼吸阻害を引き起こす(チアノーゼ現象)ほか、体内のアミノ酸と結合し、ニトロソアミンという発癌物質にまで変化する。近年このことが広く知られるようになり、減肥の必要性が叫ばれ始めたが、実際の現場レベルの農業においては収量の減少を懸念して、なかなか解決に動かないのが現状ではないだろうか。また、減肥対策の一環として化学肥料から有機肥料へと移行する産地も多く出てきたが、実際の収穫物中の硝酸塩を計測すると、かえって有機肥料施用時のほうが硝酸塩残留度が高く計測されてしまったという事例が数多く報告され始めている。
有機・無機を問わず、施肥に伴う過剰チッソは様々な障害を生み出す。土壌中の塩類濃度の上昇は浸透圧を高め、作物体から水分を逆流させる「根焼け」がおこるリスクや、硝酸塩が土壌に集積するとカルシウムやマグネシウムなどの塩基の流亡が促進されてしまうこともある。また、特に過剰チッソ施用は、農地の周辺水系の富栄養化や地下水の高濃度チッソ汚染にもつながっていることを忘れてはならない。無肥料栽培
「化学肥料の連用による弊害 」や「農産物中の硝酸塩(硝酸態チッソ)による人体への害」などは、ある程度我々にも認識されてきていますが、「有機肥料」にも問題があることや、肥料自体に問題がある、という視点は大きな認識転換を求められる内容です。
他にも肥毒に関するデータ-がありましたので参考として添付しておきます。
○肥料の逆効果
○実生ガーデニング、家庭菜園
○自然のたまもの
正国でした。
投稿者 totokaka : 22:37 | コメント (0) | トラックバック
2007年02月11日
地力はおちないか?~無肥料栽培の原理(2)
植物自身が土作りをしているって!?一体どういうこと?
と、早く続きが知りたい小松です。
引き続き、「無肥料栽培(有機農法の、その先の世界へ・・・)」から引用です。
~無肥料条件では減らない地力と植物自身が行う土作り~むむ?ムシゲル?
実際に、植物自身が土作りをするというのはいったいどのようなことなのでしょうか。植物は光合成産物を自らの葉を大きくし、実をつけ、根を伸ばすためなどのようなことのために利用しています。普通ではそこまでしか観察できないことなのかもしれませんが、実はみえないところで大切なことを植物は行っています。それは、光合成産物のうち、特に根に移行された光合成産物は根の細胞の成長と呼吸によって消費されるだけで終わるのではなく、実はその多くが根の表皮細胞で高分子の有機物(ムシゲル)の形に再合成され、根の外にどんどん排出されているのです。
同時に根の細胞そのものは根の枯死・脱落細胞などというかたちで土中へ排出されています。このように根から土に放出されているあらゆる有機物の量は、植物全体の同化量の30%にもなるといわれています。
投稿者 komayu : 07:00 | コメント (3) | トラックバック
2007年02月10日
肥料の歴史
小松さんの投稿、「自然が教えてくれる事~無肥料栽培の原理」を読んで、
確かに
、考えてみれば自然界では、いつも当たり前のように植物が旺盛に茂っているなぁ~と不思議に思う
、しばたです。
今、農業をやっているとこれも当たり前のように肥料を施していますが、そもそも人為的に肥料を使うようになったのは、
いつ頃から?どのようにして?
という疑問も湧いてきました。
具体的にいつ頃からは、まだ分かりませんが、それについて記事がありましたので紹介します。
世界大百科事典より
【歴史】[欧米]
いつから肥料が農耕に用いられ始めたかを知ることはできないが,人や動物の糞尿 (ふんによう),動・植物の遺体,食物残藍(ざんさ) を土に施用すると,植物の生育が良好になることは経験的に古くから知られていたと思われる。焼畑農業のように,自然の土壌の肥沃度に依存して植物を栽培している時代には肥料はあまり必要とされなかったであろうが,ある場所に定着して同じ土地で農耕を営むようになると,土壌がしだいにやせるのを防ぎ,失われる養分を補うために経験的に効果の知られていた物質を肥料として土地に施用することに熱心になったであろう。人・畜の糞尿,山野草,草木灰,動植物遺体,あるいはこれらを腐熟させた堆遠肥 (たいきゆうひ) など,自然に得られる資材をいわゆる自給肥料として使用していた。古代ローマ人は前 200 年から後 100 年にかけてすでに輪作,石灰施用,遠肥,緑肥についての知識をもっていたといわれている。さらに農業が発展して,より多くの収量をあげたり,商品性の高い植物が栽培されるようになると,より効果の大きい肥料が求められるようになり,そのような肥料は商品として販売されるようになった。いわゆる販売肥料の普及である。 19 世紀初頭の 1802 年ころには A.von フンボルトによって,南アメリカのペルーで多量の海鳥糞の堆積物が発見され,ペルー・グアノとして輸入され広く販売されるようになった。 30 年ころからは,そのころチリで発見されたチリ硝石の販売,使用が行われている。
一方,植物の栄養になる養分はどのようなものであり,植物はそれを何から得ているかということに関する研究は, 16 世紀からヨーロッパで実験的な研究が進められてきた。しかし植物が無機塩と水を土壌から吸収し,炭素は光合成によって空気から得て生長しているということが明らかになったのは 19 世紀になってからである。すでに 1804 年に植物が光合成によって炭酸ガスを吸収していることはスイスのソシュールNicolas Thレodore de Saussure (1767‐1845) によって証明されていたが,なお植物は炭素その他の養分を土壌中の腐植から得ているという A.D.テーアらの〈腐植説〉が広く一般に信じられていた。
この腐植説に対してドイツのJ.F.von リービヒが,水と炭酸ガスといくつかの無機塩で植物は育つという〈無機栄養説〉を提唱したのは 40 年であった。 60 年にはザックスJulius von Sachs (1832‐97) が水耕法で植物を育て,窒素,リン,カリウム,硫黄,カルシウム,マグネシウム,鉄が必要なことを示した。さらに 20 世紀に入って 1954 年までに,銅,亜鉛,マンガン,ホウ素,モリブデン,塩素などの微量要素の必要性が証明された。
このように,植物が必要とする無機塩類が何であるかが明らかにされると,それを合成して肥料として施用する試みが始められ,人工的な化学肥料の製造と販売が行われるようになった。初め,リービヒはリン酸肥料の製造を試みたが,彼は肥料は土壌に施用されて,水に溶解し流されないようなもののほうがよいと考えたため,その肥料は効果が少なかった。またリービヒは,窒素は植物が空中から固定すると信じていたので,窒素肥料は不要と考えた。
これに対しイギリスのJ.B.ローズは,骨粉やリン鉱石に硫酸を作用させる方法で,水溶性の過リン酸石灰をつくり,その有効性を圃場 (ほじよう) 試験で示し, 1843 年には過リン酸石灰の生産,販売を開始した。また,ローズは有名なロザムステッド農業試験場の圃場試験で,窒素も肥料として必要なことを示した。マメ科植物の根が根粒菌との共生によって空中窒素を固定しているのが,ドイツのヘルリーゲル H.Hellriegel とウィルファルト H.Wilfarth によって証明されたのは 86 年である。 19 世紀末にはチリ硝石の埋蔵が少なくなり,窒素肥料の合成の必要性が叫ばれ,電弧法により硝酸が製造され, 1906 年にはフランク=カロー法による石灰窒素の工業的製造, 13 年にはハーバー=ボッシュ法による合成硫安の工業化が開始された。
カリ肥料は 1856 年にドイツのシュタスフルトでカリ鉱床が発見され, 61 年に塩化カリ工場がそこに設立されて生産を開始している。このころから,化学肥料がしだいに天然の有機質肥料に代わって主流を占めるようになる。そしてすでにこのころから,化学肥料が家畜や人間の健康を損ね,土壌を劣悪化するのではないかと主張する人々もあらわれたが,アメリカ合衆国下院の委員会で〈化学肥料のために人間または家畜の健康に有害な影響が生じたという確固たる証拠はなかった〉という結論も得られた。しかしこの論争は現在も続いている。
80 年代の後半からは施肥の最適な時期,割合,方法,肥料組成など,施肥法に関する研究が盛んになり,元肥や追肥についての知識の集積や,緩効性肥料,硝化抑制剤,複合肥料,液肥,葉面散布剤などの生産をもたらすことになった。
投稿者 takuya : 00:00 | コメント (0) | トラックバック
2007年02月09日
自然が教えてくれる事~無肥料栽培の原理
会議室の投稿で、無肥料栽培が気になり始めた小松です。
私たちは、お米や野菜を作る時に、当たり前のように肥料をやって、せっせと耕し、種を蒔いたり苗を植えたりしていますが、最近では「無肥料栽培」というものが、注目を集めています。私自身も言葉は聞いたことがあったのですが、さすがに“無肥料”では作物はできない(収量が上がらない)という思い込みがありました。
ですが、るいネットで「自然の摂理」というものを考えさせられるようになり、この無肥料栽培とつながるところがあるなあ、と感じています。
まず、「無肥料で作物ができるの?」という単純な疑問に答える意味で、
「無肥料栽培(有機農法の、その先の世界へ・・・)」から、「無肥料栽培の原理」を紹介したいと思います。
例えば火山灰で覆い尽くされた大地に次々と育つ草木の姿、また岩場にしがみつくように育っている岸壁の松などはなぜあれほどに勢い良く成長しているのでしょうか。ひとつは植物根の先端(根冠)から分泌される物質が岩石などを溶解させ微量ミネラルを植物に吸収させているからだと言われていますが、そこには一般植物生理学上で必要とされているほどの窒素リン酸カリなどは十分あるはずもありません。例え土があったとしても、川原の土手に育つカヤやヨシなども毎年膨大な生産を生み出しますが、同じく、そこの土壌中には十分な栄養素はありません。
飛騨高山の国分寺という古いお寺にある、樹齢1200年以上の大イチョウです。大変おおきな巨木ですが、樹勢が全く衰えることなく、毎年成長し続けています。枝の先端の葉まできれいな葉がびっしりつき、どの枝も勢いがあり、枯れているものは全くありません。お寺の敷地内であるため、まわりにはその木をとりまく木々もなく、もちろん森林のようなフカフカな腐葉土層もありません。毎年秋になると落ち葉は綺麗に取り除かれてしまいます。この木に関しては、落ち葉の循環ということはありません。
それでも毎年毎年大きく成長しています。まさしく無施肥、無農薬、無堆肥で成長しており、毎年成長を続けること事態不思議ですが、これだけの巨木を維持するだけでも、エネルギー量は膨大なはずです。
なぜ、当たり前の自然界では、いつもあたりまえのように植物が旺盛に成長しているのでしょうか。そして人はなぜ、畑だけに人為的に肥料を投入し、また肥料を入れ続けなければならないという不思議な現象を招いているのでしょうか。ここに無肥料栽培の原理の最も重要な視点が秘められています。
しかし、基本的なことを見直してみましょう。そもそも植物と動物は全く違った生き物なのです。
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投稿者 komayu : 00:55 | コメント (0) | トラックバック
2007年02月01日
農の魅力~食農教育から学ぶもの
【ふるさと教育応援団「ふるさと先生」の取組(農林漁業金融公庫)】
~子どもたちの農業体験を通して~
「食」と「農」の大切さが見直されてきている今日、農業に対する収穫の喜びや食の有り難さ等は、実際、体験して分かることが多いと感じます。現在、取り組んでいる「ふるさと先生」の活動は、生産者が子どもたちに直接、話をすることにより、農業の姿や生産者の思いをストレートに伝えるものであり、農業や地域に対する子どもたちの愛着は着実に高まっています。
(福岡県宗像地域は「地産地消」の取組が盛んな地域です。)

いま全国的に、こうした食農教育が行われています。
単に「お米ができるまで」や「カロリー、成分表」といった書籍等で学べる知識を超えて、大人と子供が収穫の喜びや食の有り難さの中身を 実感をもって語り合うことがでます。食農教育から感じる「農の魅力」はこの辺りにあります。
投稿者 pochi : 23:06 | コメント (5) | トラックバック
2007年01月06日
自然農法が主流になって行かないのは、何で?
こんにちは。馬場です。
本年もよろしくお願いします。
>自然の摂理に学び、それを最大限に実践するということには、説得力があります。しかし、それが「農」の主流になり得ていないことの問題は、何か? ということが、継続追求課題として残ります。
るいネット『「虫食い野菜は、安全の証」って、本当?』より
私もこれまで、有機農法や自然農法の考え方に触れる機会が多くありましたし、一部実践もしています。近代の農薬と化学肥料に頼った農業のあり方に疑問と限界を感じて、自然の摂理の中に答えを探そうとする姿勢には強く共感しています。そして一方では、そのような考え方が何故主流になっていかないのか、という疑問もありました。そこでこの機会に改めて考えてみました。思い当たるのは大きく二点です。
投稿者 sbaba : 12:07 | コメント (2) | トラックバック
2007年01月03日
[三なすび]

明けましておめでとうございます。
1月1日のことを元旦とか、元日とかいいますが、私は最近その違いを知りました。なんでも午前中が元旦、そして午前、午後を通して指す言葉を元日と言うそうですね。
よくよく漢字を見てみれば、午前を指す「旦」という字。まるで、日(太陽)が水平線から昇っていく様をそのまま形にしたような漢字です。おそらく、人々が自然を対象化するなかで生まれた漢字なのでしょう。
で、江戸時代から言われている「一富士、二鷹、三茄子(ナスビ)」。
なんで茄子が入っているのか? (子供の頃よりちょっとした謎でした)
投稿者 pochi : 02:07 | コメント (0) | トラックバック
2006年12月09日
石油浸け農業は、食糧としてエネルギーを生産していない
現代農業は、肥料・農薬・農耕機械を使用しますが、それは農業が石油化学工業に依存しているということに他なりません。ハウス農業では、この傾向は特に著しく、いわゆる季節はずれの食糧生産は極端なネルギー浪費型です。反収は上がっても、食糧としてエネルギーを生産していない、といえます。
「農」におけるエネルギー生産性に関する記事
世界の食糧需給の状況ってホントはどうなの? 2006年10月26日
世界の食糧需給の状況ってホントはどうなの?・・・第2回 2006年10月31日
を読んでから、そのことが気になっていたのですが、面白いデータを発見しました。
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◆稲作における投入エネルギー◆
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1950年 1974年 1974年/1950年
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投入エネルギー
(肥料、燃料、農薬など) 38.39 197.44 5.14
産出エネルギー
(玄米収量換算) 48.72 74.34 1.53
産出/投入比 1.27 0.38 0.30
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*「エネルギーから見た環境・食糧問題」より
石井 吉徳(富山国際大学教授,東京大学名誉教授)
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その対極にあるのが、自然農法・有機農法です。
by びん
投稿者 staff : 00:01 | コメント (0) | トラックバック
2006年10月30日
米を(水田を)見直そう
るいネットで「米を世界に広めようリンク」という記事を読んだ。で、水田の効用を色々調べてみると、↓の記事を発見。
「水田は浄化装置付き巨大ダム」リンク
これによると、水田では窒素やリンが除去できるし、一定期間水田に貯えられた水は、いくらかは地下水として浸透していく(しかも浄化された水として)。河川水として放置しておけば、たった一日で海に流れ込んでしまう水を極めて有効に利用できる。
そして、水田には連作障害がない。新たな畑を求めてジャングルを焼くことも必要ない。
水資源や森林資源などもっと有効に使うことを考えるなら、「米を世界の主食にする」ことはメリットが多いと思う。
投稿者 kurosen : 13:21 | コメント (0) | トラックバック
2006年10月27日
農業関連情報インデックス
問題構造の解明は、先ずは、『事実探索』から・・・
食料・農業・農村の動向に関する、全体状況を把握しやすい「年次報告」のインデックスを掲げておきます。状況把握の基礎資料として、活用してください。
平成15年度 食料・農業・農村の動向に関する年次報告(農水省)
第I章 食料の安定供給システムの構築
第1節 食の安全と安心の確保に向けた取組の推進
(1)新たな食品安全行政の展開
(2)BSE、高病原性鳥インフルエンザ等への対応
(3)食の安全と安心の確保に向けた具体的取組
(4)リスクコミュニケーションの推進
第2節 食料自給率と食料消費の動向
(1)食料自給率をめぐる動向
(2)食料消費構造をめぐる動向
(3)食生活の現状と食育の推進
(4)食料産業の動向
第3節 世界の農産物需給と農産物貿易交渉の動向
(1)穀物等の国際需給動向と我が国の国際協力の取組
(2)我が国の農産物貿易の動向
(3)諸外国の農業政策をめぐる動き
(4)WTO農業交渉の動向
(5)FTA等への取組
第II章 農業の持続的な発展と構造改革の加速化
第1節 農業経済の動向
(1)最近の農業生産の動向
(2)農業経営の動向
(3)農家戸数及び農業労働力等の動向
第2節 農業の構造改革の推進
(1)担い手の育成・確保
(2)農業構造の現状と課題
(3)大規模畑作農業の動向
(4)農地の確保と有効利用
(5)農協改革の取組
第3節 需要に応じた生産の推進
(1)米
(2)麦
(3)大豆
(4)野菜、果実
(5)畜産
第III章 活力ある美しい農村と循環型社会の実現
第1節 農業の自然循環機能の維持増進
(1)農業と環境とのかかわり
(2)農業の自然循環機能を活用した生産方式の普及・定着
(3)バイオマスの利活用
(4)農業の有する多面的機能
第2節 活力ある農村の実現に向けた振興方策
(1)農村の現状
(2)中山間地域の現状
(3)農村の有する資源の現状
(4)活力ある農村の実現に向けて
むすび

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